風と緑と散歩道

晴れた日は出かけよう 見知らぬ この道、あの森へ…

本城直季 写真展「diorama」東京工芸大学 芸術学部 写大ギャラリー。

今日もどんよりした曇り空。昨日ほどではありませんが気温も涼しくって先週までの暑い日差しが嘘のよう。

さて、ここ数週間美術館に行ったり、ギャラリーに行ったり、写真展にいったりなど美術的でクリエイティブな事に時間を費やすようになりました。そんな今日も偶然のなのか分かりませんが、友達に誘われて写真展へ。

今回は東京学芸大学 芸術学部 写大ギャラリーにて開催中の本城直季 写真展「diorama」に行ってきました。その友達が工芸大卒なので案内してくれたのです。

本城直季 写真展「diorama」。

工芸大中野キャンパスは中野坂上にあります。そこ待ち合わせだったので、中野坂上まで歩いていきました。青梅街道一本で行き得るけれど若干時間に余裕があったので、井の頭通り→方南通り→山手通りルート。若干雨が降っていたけれど涼しかったので歩きやすかったかな?

友達はそのまま工芸大まで案内してくれました。学園祭と、高校の頃オープンキャンパスで来たいらいだよね。

東京工芸大学芸術学部出身の本城直季さんは私の好きな写真家の一人で、写真集『small planet』で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞された事があります。その写真は本物の街の風景なのに、まるでミニチュアや模型のような質感が特徴の写真で見る者を不思議な世界に誘うような表現が特徴。高い場所、空撮などを利用して天空から街を撮影、さらにティルトシフトレンズのあおりを使用し、色もビビットなカラーにすることで、風景はまるでおもちゃのような世界観になります。

テレビCMやUNIQLO CALENDARでも同様な効果を利用しています。そういうのもきっかけでミニチュア風写真加工アプリやデジタルカメラでも同様の表現を再現する機能が搭載されたりなどしましたね。

small planet。

ティルトアオリを使用したこのような表現手法は元々あったのですが、ミニチュア写真として利用し、世に送り出しブームに火をつけたのは本城さんなのではないでしょうかね。

こちらでは「small planet」シリーズのミニチュア風写真が展示されており、大きいパネルで細かいところまでよく見られます。写真集の小さい紙面ではなく大きいパネルで見ることでさらに世界観に引きつけられました。

また、写真集「Light House」の写真も展示されています。こちらは深夜の住宅街や商店街などを映し出した作品で、神様目線の「small planet」とは異なり、人の目線・誰もいない夜の暗い街という全く異なった目線での作品となります。

個人的な感想としてどちらの作品も「錯覚」させる力を秘めていると思います。前者は神になったような、街を玩具にしてしまったような感覚、後者は自分以外誰もいない街に彷徨っているような感覚。どちらの作品も不思議で魅力的だと私は思いました。

中野でお祭り。

どちらにせよ、私には撮れない、創造できない作品ですからね。

工芸大を出た後中野坂上駅のパン屋さんで軽く軽食。その後青梅街道から中野通りを歩いて中野駅までウォーキングしました。しょっちゅう歩いている道なのであまり気になりませんでしたが、友達曰く遠い…だと。思った以上に距離があったかな?

中野駅・中野サンプラザの前の広場ではイーハトーブおでんせ岩手~岩手広域物産展~と題したお祭り開催中。岩手県の特産品やご当地グルメ、グッズ等の販売や復興支援ポスターなどの展示などが行われていました。友達はご当地ビールを飲んでいましたが、私は飲まず物産展を徘徊。盛り上がって楽しそうです。

今川焼き専門店おやき処 れふ亭で小倉あん今川焼きを購入して食べました、焼きたてで小倉あんが想像以上に熱くて舌やけどしちゃった!…でもオイシー!ウフフ☆

そのあと中野ブロードウェイ内で買い物をしました。…ここでまさかの絶版になった当時の単行コミック本の全巻セットに出会えるとは…高いゾ…

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