風と緑と散歩道

晴れた日は出かけよう 見知らぬ この道、あの森へ…

府中・国立のローカル送電線ウォーク。

今日は府中の水路と遊歩道をウォークしたついでにこの界隈のローカルな送電線を眺めてみました。

この国立や府中エリアはわりとあちこちに送電線や鉄塔が多くあります。とはいえ殆どが66kv級の送電線ですが。この辺でもっとも高圧な架空送電線は、J-POWERの只見幹線 275kvでしょう。

こちらは以前に立て替え工事をしていた国分寺線 No.36。多摩変電所より高木線と多摩橋線を併架します。昨年訪れたときはまだフェンスがあったり工事資材が積まれていましたが、今は完全に終わりピカピカにリニューアルしていました。

この鉄塔で国分寺線、高木線、多摩橋は3方向に分岐します。国分寺線 No.37は腕金が12個ありますが、実際は上下左右片方ずつジャンパー線が接続されています。工事の爪痕ですかね。

そのまま直進する高木線。こちらは下段の腕金にはありません。また片方はジャンパー線が外されている風に見えますので、電気は流れていないようです。

高木線はそのまま南下した後、多摩川越えてくる府中線の送電線と並走しながら進みます。左が高木線で、右が府中線です。

その府中線はここらか少し手前のNo.49で2回線を分岐します。分岐するのは日電府中線です。

日電府中線はNECの工場に受電する66kvの短い送電線です。住宅街と水路脇にある遊歩道に沿って進みます。

日電府中線 No.1。腕金は2回線とも片方に設置されています。遊歩道と道に沿って建っているので追跡しやすいです。

日電府中線 No.4では道に沿ってV字にカーブします。パッと見4回線鉄塔にも見えますが、カーブのためにジャンパーを回り込ませるためこの形になります。

工場脇に建つNo.5と6。再び片方に腕金が戻ります。

工場の中に引き込む最後の四角鉄塔のNo.7。柵と植木で内部は見えませんが、開閉装置や変圧器があるのだと思われます。

変電設備の看板。鉄塔は数少なく、距離も短く、歩きやすいルートなので20分もかからず追跡できる鉄塔でした。

府中線はJ-POWERの只見幹線と併走し、交差して先ほどの高木線と併走する形になります。その2つの鉄塔にずっと着いていくと…。

高木線と府中線のゴールは府中変電所です。高木線 最終のNo.49は美化型鉄塔となりポールの中で地中に引き込みます。府中線はドラキュラ鉄塔でこちらも地中へ。両方の鉄塔とも直接変電所内には引き込まず地中で引き込まれます。

府中変電所の看板。住宅街で敷地の都合などで門型鉄塔や鉄構、断路器などの設備は確認できません。

入り口からは変圧器とガス絶縁のGISが確認出来ます。見た目はごついですが敷地に限りのある場合の省スペース化には有効です。

変電所東側からは久我山線の送電線がスタートします。

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