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夏休みだよ!横浜 原鉄道模型博物館へ行ってきました。

先日 横浜三井ビルディングにオープンした原鉄道模型博物館へ行ってきました。開館以来ものすごい人気です。特に今はお子さんの夏休みということもあり、連日ものすごい人が詰めかけているようです。鉄道が好きな私としては是非行ってみたいところ…というわけで行ってきました。

横浜 三井ビルディング。

横浜 三井ビルは横浜駅から徒歩で行けるのでアクセスは非常に便利。ビルに入るとすぐに原鉄道模型博物館のエスカレーターがあり、係の人が案内をしていました。

すぐに券売機があり、チケットを買って入場。入場料は大人 1,000円、中学・高校生 700円、小人(4歳以上)500円となっております。案外人は少なく待ち時間もなく入れました。これは平日かつお昼時だった所為でしょう。

さて、この博物館は原信太郎さんが製作・所蔵している鉄道模型や鉄道関係のグッズ、コレクションなどを一般に公開している博物館です。その数は世界一ともいわれる膨大なもの。原信太郎さんは世界の鉄道を始め、切符、写真、さらに自作した鉄道模型など、乗り鉄、撮り鉄、そして鉄道模型…と鉄道ファンの頂点を極めたようなお方です。

最初は原さんが小学生の頃に初めて作った鉄道模型の展示があります。改良が加えられているという断りがありつつも「小学生が作る模型か!?」と驚きを隠せないくらい精巧かつ緻密に作られています。細かいところまで本物そっくりで、本当に実車を縮小化したかのようなできばえです。

鉄道模型展示の次は鉄道の歴史と、原さんの生い立ちの年表などが紹介されています。みると頭脳明晰で裕福な家庭の生まれらしく、戦争など激動の昭和を過ごしながらも鉄道への情熱は冷めなかったようです。さらに原さんが集めた井の頭線や東京高速鉄道などの記念1番切符なども展示。

鉄道好きすぎて、鉄道が開通するとなれば学校を休んでまで切符を買いに行ったりしていたそうです(笑)。その切符集めの第一人者として、少年漫画誌の取材など受けたそうで、その雑誌のメッセージに「世の中にはこんな変わった趣味をもつ人もいます。」と書かれており大いに笑いました(…今となってはフツーですけどね)。

原鉄道模型博物館入り口。

さらに鉄道関連のビンテージグッズの展示や、鉄道模型コレクション、さらには世界に15台しかないと言われているメルクリン社製の記念鉄道模型まで飾ってあります。どもこれも貴重なものばかりで、圧倒されてしまいます。

次に進むと原さんの鉄道模型工房の再現や、原さんの製造する鉄道模型の技術や秘密や拘りを紹介するコーナーがあります。原さんの鉄道模型は出来るだけ本物に近く再現するをモットーに制作しており、たとえば実際にパンタグラフから集電したり、台車にも本物に近い設計になっていたり、本物の電車と同じような走行を再現するようになっていたり…など、模型の域を超える作りになっているとのことです。圧巻するばかりです。

そしてここの大きな目玉はやはり世界最大とも言われるジオラマ模型でしょうか。実際に走行する鉄道を始め、建物から、山、樹木、駅、海など精密に作られたジオラマ風景。鉄道どころかモノレールや自動車まで動いているというこだわりよう。朝から夜までの1日の変化を照明と建物の光や街灯などのライトアップで再現し、本物の街と時間の変化を忠実に再現した演出になっており、これも感心するばかり。部屋の光加減も鉄道が走行する音、ライトアップ、ジオラマの作りなどとても心地よく何時間も眺めていたくなります。

その奥にはHOゲージのジオラマ模型展示スペースがあります。こちらは今昔の横浜の街(桜木町、馬車道、中華街など)を再現したジオラマで、こちらも時間とともに光が変化し、走っている模型も京浜東北線などで実感がわきやすいです。こちらも人物の模型が動いたり、夜になると赤レンガ倉庫でコンサートが行われたり、船の汽笛が鳴ったりなど細かい演出は抜かりがありません。

パンフレット。

ジオラマの出来に惚れ込んで眺めていたら、入場から2時間くらい経過しておりました…模型コレクションの展示を始め、資料や年表など読む物も多いですからね。原さんの鉄道への情熱、そして模型制作への拘り、ジオラマの世界観など本当に驚くことばかりです。これはもう趣味じゃなくて職人ですよ。

子供もお父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、お姉さんも…子供から大人まで、誰もが楽しめて原鉄道模型ワールドの虜になることは間違いありません!この夏休み是非ご家族、恋人、友人、夫婦…お誘いの上是非見てください。鉄道が好きなお子さんは絶対に喜びますよ!原鉄道ワールドの世界観に浸って博物館を出るときは館内はめちゃ混み!チケット売り場も列が出来ていました。夏休み中は混雑が予想されますので時間に余裕を持って行きましょう!

さて、博物館の下 1階には原鉄道模型博物館と同時にオープンした鉄道模型ショップ 天賞堂 みなとみらい店がありますので、博物館の帰りに立ち寄ってみては如何でしょう。HOゲージの模型は高いネ!

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