京南変電所・川崎変電所訪問。
変電所ウォーク神奈川県編。今回は黒部幹線のもう1つの終着点・京南変電所です。とはいえ現在は変電所跡地となっており変電設備はほとんど地中化されています。
鶴見川周辺にはたくさんの鉄塔と送電線が巡り合わせています。近所には綱島変電所と旭変電所があったり、JRの変電所があったり、後述の川崎変電所などもあるので必然的に鉄塔だらけになるのですね。
都内の自宅からウォーキングして3時間ほどで到着。
京南変電所跡地
いまは東京電力技術開発センターの施設となり、 電気系の資材置き場兼電気の史料館の敷地となります。
資材置き場からの眺める立派な建物!ビジネスビルの上には赤白の電波塔があります。
東京電力技術開発センターの案内板です。立派なプレートですね。東京電力 横浜資材倉庫・東電物流株式会社 中央支社 横浜事業所の看板は見えましたが、変電所の案内は無いようです。
そして一度も訪れぬまま臨時閉館してしまった電気の史料館。小学生の頃から馴染みでよく遊びに行っていた渋谷の電力館とともに、震災以降閉館しています。
さて、建物外側からやってくるのは川崎火力線 No.79です。
そのまま敷地内に接続される川崎火力線 No.80です。
地中線として引き込んでいます。
資材倉庫の真ん中に立つのはJR鉄塔の 境-新鶴見線です。敷地内を通りますが接続はせずスルー。ここの近所のJR 新鶴見交流変電所に行き着きます。
敷地南側。小倉線 No.11です。旭変電所からの短い路線です。
小倉線は地中へ。
そしてお隣は小倉線 No.12です。
同じく地中へ引き下げています。
その隣には京南線 No.2鉄塔です。
京南線の引き下げ部分。よく見ると碍子しかありません。
敷地外に高くそびえる小倉線 No.10。カーブしています。下部には市場線を併架しています。
その隣には一部腕金の無い赤白鉄塔の京南線と交差します。
川崎変電所
京南変電所からあるいて横須賀線と南武線の線路を渡って20分ほどで川崎変電所に到着します。途中JRの新鶴見交流変電所を通過しますがスルー。
川崎変電所はJR 南武線の線路沿いにあり、川崎駅にめっちゃ近いです。
変電所の敷地外になっている南武線と島崎線です。
南武線の引き上げの門型鉄塔です。計器用変成器や断路器の頭が見えます。
南武線 No.1の手前には南崎線 特No.1号 門型鉄塔を介して引き上げます。
となりで線を引き下げているのは新川線 No.6です。
新川線は地中へ。
その奥には島崎線 No.21鉄塔。4回線でありここで上段で下段で分かれます。
2回線はそのまま変電所に接続。計器用変成器の頭が見えます。ちょっとさびてる…。
もう片方は島崎線 No.22を返して変電所訪問へ曲がって…。
V字の碍子を通じ、引き込まれます。ここも塀が邪魔して計器用変成器や断路器の頭等しか見えません。
変電所南側にはJR南武線が通ります。
線路側からは鉄構が確認できます。断路器や遮断器、母線などで複雑な様子が見えます。まさに変電所といった感じですね。こういうのでいいんだよ。こういうので。
さらに敷地内には4回線の白石線鉄塔があり、となりの赤白鉄塔でもう2回線を引き上げています。
その奥には市場線鉄塔、中島線。市場線 No.2で中島線を併架。さすがにプレートまでは見られないです。
変電所北側の道路には、東京電力 川崎支社川崎別館の看板が掲げられ、受水槽タンクと鉄構群を眺められます。
変電所のそばには川崎支社の営業所の建物があります。建物の上にはアンテナがあります。
- Category:おさんぽ/おでかけ, 鉄塔・送電線・他施設
現在、コメントとトラックバックは停止しています。