秋晴れ青空 京浜変電所ウォーク。
朝起きるとちょっと涼しい…。今日は長袖でも良いかな?と外出てあるくと暑い…。朝晩と昼の温度差に戸惑うこの季節、いかがお過ごしでしょう。お休みの週末はとても良い天気なので、都内の自宅から横浜にある変電所まで見学がてらウォークしました。
本日の変電所は京浜変電所です。
神奈川県 横浜市 泉区に位置する変電所。ここに来るまでの間のウォークの途中でも、港北変電所や綱島変電所、旭変電所など行き来する送電線がたくさん見られたのでそれだけでお腹いっぱいでした。
本当はこことも接続している戸塚変電所も見に行こうと思ったのですが、日照時間とウォーク時間の都合で京浜変電所だけにしました。最近15時過ぎると日が傾き始めますからね…。ちなみに東京から電車で行く場合は横浜まで行って相鉄いずみ野線でいずみ野か弥生台駅から来ると良いでしょう。鉄塔見に来る変わり者なんていないとは思いますが。
京浜変電所の看板です。この変電所は275kvを扱う変電所で、主に横須賀火力発電所、南横浜火力発電所などからも電気を受けます。外周は住宅街、森林、畑、団地などに囲まれます。
変電所に到着して一番最初に目がついたのは碍子の形や大きさが巨大で、送電線の導体数が最も多い鉄塔 秦浜線です。275kvなのですが、ここだけ見ると500kvはあるような存在感と規模です。1目見ただけで圧倒されました。
そのまま鉄構に接続されます。4導体です。
変電所中央で、浜岡線 鉄塔が接続。
道路を隔てたお隣で北浜線が接続します。
並んだ鉄構で接続しています。こちらは1導体で154kvとなっています。
北浜線、浜岡線が並んでいるところ。
浜岡線は北浜線鉄塔に併架されカーブした後、秦浜線の下をくぐって交差します。
変電所の角には南横浜火力線 No.69、下には戸塚線が併架されます。
戸塚線はここで2次側として変電所から引き上げられます。ここも1導体 154kvとなります。
その奥の南横浜火力線 No.70で、南横浜火力線が変電所に接続します。
並べるとこういう感じ。写真 左 南横浜火力線を変電所へ。写真 中央 南横浜火力線に併架された戸塚線が変電所から接続。写真 右 併架された状態で戸塚変電所へ接続。
変電所入り口からは鉄構と母線、および複数の変圧器が確認できます。
ここからみると鉄構の下はほぼ白いパイプ管で、露出したタイプの断路器や遮断器などといった開閉装置が無いのでシンプルと言えばシンプル。
その奥には…。
他の鉄塔の引き込み鉄構と並んでたくさんのGISが見えます。地中線の南川崎線の接続部分だと思います。
おそらくその後ろの鉄構と母線、およびパイプ管が南川崎線に関連する部分では無いかと。そのまま先へ進むと、変電所の名のつく交差点の道路になっております。
こちらには道路を挟んで275kvの送電線がきています。では北東方面の鉄塔から巡ります。
まず道路曲がってすぐにあるのが京浜線1・2号線鉄塔です。こちらは2導体です。
そのとなりの赤白鉄塔が 東京南線 3・4号線 です。4導体です。
その次にあるのは 京浜線3・4号線鉄塔、2導体です。さきほどの京浜線1・2号線鉄とともに町田にあるJ-POWERの西東京変電所と接続します。おもしろいことに番号は1000番台です。
最後に。木が邪魔で車道からうまく撮影できなかったので裏に回って…。こちらは東京南線1・2号線 です。2導体で東京南線 3・4号線 とともに海の方の横須賀火力発電所からやってきます。
周りは森と畑になっているのですが、東京南線1・2号線 No.104 の真下はソーラーパネルが並んでいました。変電所とは直接関係はしていないと思いますが。
なお、先ほどの275kv系の1次側回線はGISだったのですが、東京南線等南側の鉄構は通常の計器用変成器や断路器、遮断器などがありました。ガス系は北側だけみたいでした。
一次側の275kv級送電線はこのように並んでいます。左から京浜線1・2号線、 東京南線 3・4号線、京浜線3・4号線、 東京南線 1・2号線となります。
入り口から見えた、変圧器はこのように巨大です。クーラーの室外機のように見える機械は変圧器を冷却するためのファンです。
最後に高くそびえ立つ赤白電波塔です。帰りは東京南線を眺めつつ、横浜方面まで歩いて電車で帰りました。夕方から夜になると、半袖だとちょっと寒く感じますなァ…。
今日は観光で無いので横浜によらずそのまま上野東京ラインで東京まで帰りました。すでに空は真っ暗でしたし。自宅から歩くと6〜7時間近くかかるのに電車だと1時間たらずで都内に行けるとは…電車ってはやくて便利だね!
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