風と緑と散歩道

晴れた日は出かけよう 見知らぬ この道、あの森へ…

お返し申す!映画『すずめの戸締まり』観てきた。

今日はウォーキングしたいけどあいにくの雨…。じっとしていられない性格のため、こんな雨の中でもウォーク。自宅から歩いて皇居をぐるりと歩き日比谷公園へ。そして日比谷・有楽町まで来ました…冬の雨ほど嫌なものはありません。いや、雨は年中嫌ですけど。

雨といえばRain。Rainといえば大江千里…それをカバーしたのが秦基博…さらにその曲を主題歌にした映画が新海誠の『言の葉の庭』。雨の新海誠といえば『言の葉の庭』と『天気の子』。というわけで新海誠の映画『すずめの戸締まり』を観てきました(どういうわけだか)。

新海誠監督映画は全て見ているので、好きか嫌いかというと好きな方であります。雨のタオルで拭い、東京ミッドタウン日比谷のTOHOシネマズに入館。私の見る回もその次の回も、すずめの戸締まりはかなりの盛況のようでほぼ満席でした。

『君の名は。』くらいから新海誠の認知度が確立されました。個人的にはエンタメ作品寄りで微妙だったけど…。(『秒速5センチメートル』みたいな切なくセンチメンタルな新海誠作品が好き厄介者なので)。

上映。

「海賊版と知りながら、漫画、アニメ、映画、音楽をダウンロードすることは犯罪であります!(by ケロロ軍曹)」

…はい、映画を見終わりました。ネタバレ含まず感想を言いますが、想像していたより面白かったですね。当然ながら絵も綺麗ですし。表現もドキドキ興奮するようなシーンもありました。

…とはいえども、やはり『君の名は。』『天気の子』路線だなあ〜というストーリー展開。作品の戸締まりとキーとなるドアや表現は『彼女と彼女の猫』ぽくもあり、冒険や旅や人を助けるみたいストーリーは『そらのむこう、約束の場所』や『星を追う子ども』の“っぽさ”を感じました。いわゆる、THE新海誠集大成でしたね。

『君の名は。』『天気の子』路線というのは、人間じゃ太刀打ちできないようなデカい災いと戦い、そして愛する人を助ける…という事。

特に今回は平成を生きた日本人であれば誰もが直面し、記憶に残る大災害がテーマとしてあるので、非常にセンシティブです。ある意味見る人を選ぶ作品でもあります。それと挿入歌(?)は綺麗だけれども、『風の谷のナウシカ』のナウシカ・レクイエムっぽくて怖かったです。

今回よかったところは、南から北まで日本の風景を描き、そしていろんな人たちと出会い交流を深める描写、そしてダイジンという糞猫が可愛かったこと。猫ってああいう不器用な所があるから愛せるんですね、さすがは猫好きの新海誠といった感じです。

映画を見終わり、まだ止まぬ雨の中徒歩で自宅まで帰りました。

個人的新海誠映画ランキング(2022年時点)。

  • 1位 言の葉の庭
  • 2位 秒速5センチメートル
  • 3位 すずめの戸締まり(NEW)
  • 4位 天気の子
  • 5位 空の向こう、約束の場所

“の”がつく映画は良き。「お返し申す!!」

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