第29回全国都市緑化フェアTOKYO[TOKYO GREEN 2012] in 浜離宮恩賜庭園。
9月29日から10月28日までの30日間、都内6箇所の公園などで開催されている第29回全国都市緑化フェアTOKYO。今日は緑化フェア開催中って言うわけじゃないのですが、浜離宮恩賜庭園に寄ってきました。神田駅から中央通りを歩いて日本橋・銀座を通って汐留までウォーキング。汐留のビル群を横目に浜離宮恩賜庭園まで。入園料は大人300円です。
新橋や汐留の大きな高層ビル群の中に、広々とした池と森林を備える浜離宮。静寂と落ち着きのある園内の様子は実に心が洗われます。
都市緑化フェアの会場も、この浜離宮で4つめとなります。別に全会場を巡回しているわけじゃないのですがね。ちなみに浜離宮恩賜庭園会場のテーマは現在(いま)に生きる伝統の風
とのこと。
園内には緑でカットさせられたエレファントなモニュメント。緑化してますなぁ!こちらは吉宗ゆかりの象の造形らしいです。こちらの会場では江戸文化・伝統などを学べるスペースが多く、江戸の園芸文化の資料を見られるブース、盆栽・菊・などの展示、浜離宮恩賜庭園の成り立ちの解説など結構資料にかたよった印象が強かったです。
庭園内は松やコスモスなど、自然と緑が豊富で特にコスモス畑は色とりどりのコスモスの光景が実に美しく、コスモスのパラダイス。流石庭園で入場料をとられるだけのことはあり、管理と手入れが行き届いた緑の光景はまさに癒やしと美しさのオンパレード。
池に至っては、都会のビル、森林、水の融合はじつに見事。池の水面に浮かぶビルの姿もまたオツなものです。秋の虫の鳴き声をBGMにしながら、水辺を歩いたり、森の中を歩いたり、茶屋をで一休みしたり…。都会の謙遜をつい忘れてしまうような、そんな穏やかな空間です。
庭園北側にある三百年の松も見所の一つ。江戸時代、徳川家宣が改修したときに植えられたと伝えられる都内最大級の黒松です。
そうこうしているとそろそろ閉園の時刻。夕日のオレンジに照らされるビルの輝きもまた自然とは異なった美しさと趣があります。庭園を出ると汐留と新橋ビジネス街。筑地から来る大型トラックの走行音にビジネスマンの足音。現実にもどされたー。
帰りは中央通りを歩いて銀座を通って東京駅八重洲まで。東京駅に着く頃には空は真っ暗。車のヘッドライト、テールライト、ビルの照明にネオンの光。人工的な光だけれど、これはこれで好きだったりします。
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