綱島変電所と旭変電所 訪問。
綱島変電所とJR綱島周波数変換変電所
横浜で遊ぶので歩いて行く途中、綱島変電所によってきました。変電所の隣にはJR東海 綱島周波数変換変電所の施設もありますので、それもあわせてみてきました。
こちら東京電力綱島変電技能訓練センターともなっており、
こちらは構内の大倉山線 No.21。ここで分岐し綱島周波数変換変電所に入ります。
その奥にある大倉山線 No.22で変電所へ引き込みます。手前にある計器用変成器は使われていません。
大倉山線の引き込み部分。
大倉山線の引き込みの隣にはタンクがあります。
局配用とラベルのある変圧器。こちらは配電用の変圧器となります。
相武線の引き上げ部分。鉄構と断路器が望めます。
タンクの隙間より施設中央部分の変圧器が見えました。車通りがある道ですが呻り音がここまで聞こえます。
相武線の接続部分です。
相武線 No.1と旭綱島線 No.6です。旭綱島は旭変電所から来ている短い路線です。
構外南側の鶴見川方面へ回ります。ここで見られるのは横浜火力東線 5-6号、横浜火力東線 7-8号です。
ちなみにこの横浜火力東線は川を越えた南側で地中線として引き上げられています。
横浜火力東線の接続部分です。奥に見えるのは赤白の電波塔。
西側へ移動。こちらでは島崎線と北島線が接続されます。
角度を変えてみたところです。計器用変成器や断路器の頭部分が見られます。
鉄構が若干茶色いのが印象的です。これは経年劣化のものなのかしら。
さて、こちらは施設西側にあるJRの綱島周波数変換変電所です。さきほど大倉山線 No.21で分岐した線はここで接続されます。
JR東海道新幹線へ電源を供給するために必要な施設。ただ、東京電力(東日本)の電気は周波数50Hzですが、JR東海の電源周波数は60Hzとなります。周波数変換が必要なため特別な施設が必要なのです。
変換に際し大規模な装置と、騒音が発生するため防音壁に囲まれた建屋になっています。そのためこのような冷却ファンもフル稼働です。
余談。ここは鉄道用ですけれど、実際に西日本と東日本の電力融通が利くように設置された電力周波数変換所もあります。最近では東日本大震災における電力不足をカバーするために従来よりも重要視されるようになりました。実際は損失も大きいので、それをどこまで補えるかも今後の課題となります。
施設内ではGISによる絶縁開閉装置が採用されていました。
さて、川を越えて行き着いた先にあるのは…。
旭変電所
旭変電所です。綱島変電所とは鶴見川を越えてすぐの場所。こちらは西側で一次となります。手前より北旭線と横浜火力北線となります。
奥の鉄塔で下部の浜岡線を引き込みカーブした後、手前で北旭線を分岐します。
で施設北側で北旭線を変電所内に接続します。特殊な形状ですね。
さらに北側より旭綱島線と、小倉線を引き出します。その上に交差するのは島崎線です。
それらの線の接続部分の門型鉄塔です。
正面から見た内部です。左下に見える白い箱は変圧器となっています。
南側は二次側となっています。保土ヶ谷線、子安線、寺尾線の引き出し部分です。
寺尾線(北の台線)、子安線、保土ヶ谷線、の兄弟のような鉄塔。
鉄構下の部分。奥に変圧器や電力用コンデンサが見えます。
こちら地面沿って接続される超電導ケーブル。実用化されれば確実かつ安全に電送できるのが魅力です。
手前に断路器があり、物陰で見えにくいのですが奥に変圧器とコンデンサかなと思います。
超電導ケーブルの終端部です。
施設の脇には東京電力旭資材置場となってり、計器用変成器などがおいてありました。
再び西側へ。こちらは横浜火力北線の引き込み部分です。
その隣。上段は横浜火力北線となり、下段は横浜火力南線となっており、ここで変電所に引き込みます。
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