鶴見川&三ツ池公園ウォークと横浜 旭変電所の超電導ケーブルの話。
今夜から東京でも雪が降るらしいです。確かに今日は朝から寒い…ですが、そんな寒空の中ウォーキング。もちろん、雪に備えて防寒具と傘を持って。で、結論からいうと東京は雪降らねェ!それどころか雨雲晴れたし…。
予報だと今夜は沖縄を含む九州、西日本、北陸では大規模な寒波がくると気象庁では煽って 警告 しています。今夜から明日にかけて心配です。
今日はお休みなので、鶴見川や三ツ池公園などをウォーキングしました。ついでに旭変電所見てみたりしました。都内自宅からだとたぶん15キロメートルくらいなんですが、この辺りはウォーキングテリトリーです。川崎市や横浜市の一部に限りますが…。
鶴見川は町田市から川崎市などを経て横浜市に抜け東京湾まで繋がる川です。ジョギングや散歩には最適なよう遊歩道も整備されています。
こちらは川沿いにある東京電力の綱島変電所。となりにはJRの新幹線用の周波数変換所もあります。くわしくは過去に書いた綱島変電所と旭変電所の訪問日記を。
ちなみにこのあたりは、川崎変電所や港北変電所をはじめ変電施設が多く、送電線と鉄塔だらけ。
綱島変電所から鶴見川を越えた先にあるのは 横浜火力東線鉄塔。地中から送電線を引き上げています。
横浜火力発電所の方から来ていますが、この区間だけ架空送電線になっているのが特徴です。しかし鉄塔や送電線や変電所を見ているのは私くらいなもんです。
みんな電線なんか気にせず、ランニングや散歩を楽しんでおられる。こう見ると鉄塔大好きおぢさんが如何に特殊なのかわかるでしょう。
そうです、私が変なおじさんです。
おっと、今日は鉄塔見に来たのではなく買い物に来たのでした。鶴見川からショッピングモールのトレッサ横浜 までの道の途中には旭変電所もあるので、ついでに見てみます。
旭変電所と超電導ケーブル。
旭変電所は超電導送電ケーブルの実用化にむけての試験が行われていた変電所です。昨年には2025年に一部で実用化されると報道されましたが、2012年に試験して2025年に実用化スタートとは喜ばしいことです。
超電導ケーブルとは、特殊な素材で加工されたケーブルを液体窒素で冷却することで送電ロスをなくす技術です。送電線は距離が長くなればなるほど、送電線の導体の持つ電気抵抗により電力損失が発生します。また高電流になればなるほど熱による送電ロスも生まれ、放電してしまいます。高電圧送電では送電ロスをなくすために電圧を高めて送電線に流れる電流を小さくするなど対策をしていますが、現時点では50万ボルトが限界です。100万ボルトで設計された送電線もありますが、安全性や近隣住民の電磁波による不信感などから実現には至っていません。
その点で超電導では特殊な素材と冷却により導体の持つ電気抵抗を限りなくゼロにすることができ、電気抵抗による損失を軽減できます。超電導送電が実現すればより安定的で経済的で省エネルギーな送電網の構築を期待できるという訳です。
しかし、課題やコストなどの面の問題も多かったため、なかなか実現には至らないのです。現在も企業や大学、電力会社などが協力して超電導送電の実用化試験が行われています。
余談が長くなりました。旭変電所を後にしてトレッサ横浜で買い物してきます!そして買い物後は三ツ池公園へと足を伸ばします。
三ツ池公園散歩。
横浜 鶴見にある大きな池と緑が特徴の三ツ池公園。テレビ神奈川 tvkの三ツ池送信所 もとい 三ツ池タワー が目印。この電波塔はトレッサ横浜や鶴見川からも見えるので三ツ池公園にもしょっちゅう来ます。
公園にそびえ立つ三ツ池タワー。紅白のテレビ電波塔。
三ツ池公園はスポーツ施設やアスレチックに遊具、そして大きな池がある公園。三ツ池の名にちなみ3つの大きな池がありますが、その中の一部の池ではかいぼり作業により池の水が抜いてありました。
かいぼりとは池の水を抜き、池の掃除や浄化、そして生態系に悪影響わあたえる外来種生物の除去を行う活動です。以前にブログでも紹介した井の頭公園のかいぼりと同じで、井の頭公園のかいぼり団体も協力してあるとのこと。
かいぼりしていない(終了した)池では水辺の野鳥や魚たちが元気に泳いでました。
三ツ池公園を一周するころには日も落ち始めさらに寒くなりました。天気が悪くならぬうちに歩いて帰ろうっと。夕方から雨は降りましたが、雪は降らなかったんですけどね。なんとも拍子抜けな天気予報でした。心配なのは西日本の天候か…。
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