雨の日の川と調節池を見てみよう 河川ウォーク。
梅雨でもないのに日本各地で長雨が続き、あるときはゲリラ豪雨に見舞われている今日この頃。そんな日は家に閉じこもらず雨の日野川などを見てみましょう。
その前に注意をいくつか
- 氾濫した河川には絶対近づかないこと!
- 警戒情報が出ている時は外に出ないこと!
- しっかりとした道を歩くこと!
- 身に危険を感じたらすぐ帰ること!
- 山やぬかるんだ土地へは近づかないこと!
- 風邪を引かないようにしっかりとした服装で!
などなど 安全第一でいきましょう。おじさんとの約束だぞ!
昨日から降り続く雨。時たま強く降ることもあり、そういうときは普段水量が少ない川、干上がった川でもこのように濁った水が流れていたり、たまっています。これは石神井川上流で普段は水すらないのですがこのようにかなりの量の水が流れています。
こちらは調節池として扱われる公園のグラウンド。普段は野球やサッカーを行えますが、雨などで川が増水したときは、川の氾濫を避けるように一時的に増水した水を逃がす役割を持ちます。水があふれているときは絶対に近づかないように!
ここに水がたまります。とくに都市部では川に一気に水が流れ込むので氾濫や洪水になりやすいのです。かつて神田川、石神井川、善福寺川と言った河川は氾濫を起こし、杉並、中野などの住宅街が浸水したことがあります。
そして川が治まった頃合いを見計らってこの排水溝より再び川に放流します。そして川の水量を見るための目盛りとその危険度を示すための色分けがしてあります。
排水口の上はバルブになっており、ここで排水の調節をおこないます。
そして調節池と川の合流部分です。
調節池として扱われる敷地やグラウンドには必ず注意書きがあります。またこれらの川には河川の状況を監視するためのカメラもついています。河川が危険レベルに達すると警報が鳴り、近隣住民の避難の合図になります。このレベルになったら避難して絶対に川には近づかないように。
一方こちらは野川の調節池。普段はテニスコートですがすでに一部水があふれています。ここは土でなく水はけも悪いので水がたまりやすいのです。
さらに近くの調節池。サッカーグラウンドですがここはもうすでに大きな水たまりです。危険です。
こちらは神田川の淀橋付近。普段は緩やかな流れで川の底が見えるくらいなのですが、流量も多く水音もすごい。
妙正寺川の妙正寺川公園運動広場の隣に建つマンションの下は、調節池になっています。これは普段の光景です。このように公園やグラウンドに限らず、建物の地下や、道路の下など都心のあらゆる場所に調節池があります。
ルールと安全を確保して見学しましょうね。
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