風と緑と散歩道

晴れた日は出かけよう 見知らぬ この道、あの森へ…

西越谷変電所と岩槻変電所ウォーク。

今回は紅葉を巡りながら鉄塔も巡ってみます。11月も終わりですが日中はポカポカ、むしろ歩いていると上着いらずで汗がじんわりとする感じでウォーキングははかどります。

変電所周辺。

そんな晴天の本日は自宅より環七通りと岩槻街道をあるいて荒川を渡り、西越谷変電所と岩槻変電所をウォーキングで巡りました。最初は西越谷変電所。自宅から歩いて5時間ちょいでした。

変電所周辺。

目指す途中岩槻街道沿いに鳩ヶ谷変電所を通過しますが、前回来たのでスルー。

場所は埼玉県越谷市にあり、赤白電波塔が目印です。赤く染まった木々と並んできれいです。こちらに建っているのは松原線 No.2。3路線が併架された高い鉄塔です。その隣がマイクロ波の電波塔です。

変電所周辺。

変電所内の松原線 No.1は門型鉄塔で3つの路線が併架されています。上から松原線、吉川線、荻島線となっています。こちらそれぞれプレートが入っているのでわかりやすいです。

変電所周辺。

門型鉄塔の裏で路線ごとに電線を引き出しています。

変電所周辺。

そのすぐはGISによる絶縁と遮断が施されています。

変電所周辺。

変電所の北側にあるのは京西線 No.2です。3路線が併架された高い鉄塔です。

変電所周辺。

京西線 No.1も門型鉄塔で、GISによる構成。上から京西線、山西線、大袋線となっています。

変電所周辺。

変電所の北側には赤白に輝く西越谷線 No.58の送電線が電気を送ってきます。

変電所周辺。

西越谷線 No.59でカーブした後…。

変電所周辺。

一次側の門型鉄塔で西越谷線引き込みます。2導体の線でV字の碍子を経て地中へ。

変電所周辺。

一次側もGISによるです。ここは一次側、二次側ともにGISなのですっきりとした構造です。

変電所周辺。

そのうらの方には何台もの調相機器がならんでいます。こちらで無効電力や高調波を調整します。

変電所周辺。

そして巨大な変圧器も並びます。変電所外にも変圧器の唸り音は聞こえてきます。

変電所周辺。

そして一番目立つ赤白の電波塔です。ほとんどガスで絶縁されたうえに地中線で構成された変電所で複雑な鉄構などがないので少し寂しい気はしました。

この後、西越谷線を追いかけて歩いて岩槻変電所までウォーキングします。途中北東京変電所よりやってくる導体の多い春日部線や北鳩線などが交差するので圧倒されます。西越谷変電所から岩槻変電所まではほぼ1本道で歩けて1時間程度で到着。

変電所周辺。

さっきまで温かかったのにほんの1時間で日も傾き肌寒くなりました。急げ。

変電所周辺。

岩槻変電所は埼玉県 さいたま市岩槻区にあります。

変電所周辺。

変電所西側より。一次側・二次側がきれいに分かれます。それぞれ母線と変圧器で分割されます。

変電所周辺。

変電所北側。追いかけてきた西越谷線は白岡線を併架しています。北東京変電所から接続される西越谷線はここには接続せず先ほどの岩槻変電所につながります。

変電所周辺。

西越谷線に併架された白岡線は分岐して変電所に引き込みます。

変電所周辺。

白岡線の引き込み部分。2導体でV字の碍子で引き下ろされています。

変電所周辺。

北側のフェンス越しに見た変電所内部。こちらは鉄構や断路器、遮断器などの機器群が屋外にあります。

変電所周辺。

変電所西側より東埼玉線を引き込みます。

変電所周辺。

さらに南側であらゆる路線が引き込まれます。背の高い東埼玉線 No.123に併架された岩槻線と七里線が変電所に取り込まれ、芝川線とそれに併架された木崎線が変電所へ。

変電所周辺。

赤白の西越谷線に併架されている美園線も変電所に取り込まれます。西越谷線は変電所を通過。

変電所周辺。

東埼玉線の引き込みはブロッキングコイルを通し、計器用変成器や避雷器を経由します。

変電所周辺。

二次側です。こちらは変電所南東側の岩白線です。鷺宮線を下に併架します。

変電所周辺。

岩白線と鷺宮線の引き出し鉄構。断路器や遮断器などむき出しです。

変電所周辺。

さらに南側には三野宮線のスタート地点。

変電所周辺。

計器用変成器や断路器をはじめ鉄構が複雑に絡んでいます。

変電所周辺。

電力用コンデンサも大量にならんでいます。

変電所周辺。

さらに中性点接地抵抗器もフェンス越しに確認できました。

変電所周辺。

変圧器の上には赤い鉄鋼がありました。まさかさびてるわけじゃ無いよね…。

塀でガードされて変圧器は確認できませんでしたが、こちらの冷却のあるあたりと右側が変圧器のあるあたりだと思います。

変電所周辺。

岩槻変電所は変電設備が屋外に整備されたうえに変圧器の音も周囲に響き渡る“ザ・変電所”という感じで面白かったです。見学を終えた頃にはすっかり日が落ち寒くなりました。訪問を終えて帰りはJR 武蔵野線の南浦和駅までおよそ2時間かけて歩きました。

変電所周辺。

さすがに南浦和駅に到着する頃には真っ暗…。この時期太陽が沈みかけると暗くなるまで早いからねえ。それにこのあたりの田園地帯や住宅街、街道沿いなどでも都内と比べると街灯も少ないので夜歩くとちょっと怖い。

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