Mac OS X LionをMac Book Air(Mid 2009)に入れてみた。
ようやく待ちに待ったMac OS X Lion(10.7)が登場したわけであります。
同時に新Mac Book AirとMac miniもリリースされました。どちらもCPUにSandy Bridge搭載のIntel Core i5(i7)とThunderboltを装備。サブマシンとは言いながらもパフォーマンスに関してはちょっと前のデスクトップに匹敵するパワーを発揮するスペックになったようです。
さて、LionはSnowLeopardのApp Storeから2,600円でアップグレード&ダウンロード購入できます。ライオンと言えば百獣の王。最強なOSに違いない…てなわけで早速購入しました。
メインマシンはiMacなのですが、ちょっとワケあって手元にないので仕事で使ってはいるけれどHDD容量が有り余っているMacBook Air(Mid 2009)に導入することに。
- Mac Book Air(Mid 2009) 13インチ
- CPU:Intel Core 2 Duo 1.86GHz
- メモリ:2GB
- GPU:NVIDIA GeForce 9400M 256MB
- HDD:120GB
まず仕事用なので支障がでてはならないため、HDDのパーティションを2分割してSnowLeopardとLionを共存させるようにしました。業務で扱うアプリが動かなかったり、トラブルで起動できなくなったらすぐ旧環境に戻れるようにするためです。
そして App StoreでLionをダウンロード。そのまま昼休憩に入って昼食を摂りました。戻ってくるとダウンロードは終わっておりインストーラーがすでに起動しています…早漏すぎっす。
インストールを開始する前にインストールメディアを作っておきます。
手元にUSBメモリがなかったので今回はDVDでインストールディスクを作成しました。AirにはDVDドライブがないのでメディア作成自体はMacBookで行い準備完了。焼けていることが確認できたらAirにLionインストール開始。インストール先のHDDは先ほど作成したLion用パーティションにします。
インストール中に近所のスタバにコーヒーを買いに。戻ってきたら半分くらい終わっており、放置していたらインストールが終わっていました。だいたい2〜30分くらいでしょうか。クリーンインストールだから早いですね。
アカウントの設定とか終えて設定が完了するとログイン画面に!ログイン画面は一新され、Windowsっぽい感じんになりました。ログインするとデスクトップが表示されました。あっという間です…あっけないです…あれ?Macおなじみの“ようこそ”のイントロムービーがなかったように思えます。アレ楽しみだったのにちょっと残念。
早速いじり倒してみました…細かい変更点やGUIの改善などいままでのOS Xとは異なる世界観で新しくなったなぁ〜と実感できます。Mission Control、Launchpadなど新機能については既に沢山上がっているレビューサイトを見ていただくとして、トラックパッドによるマルチタッチジェスチャーは非常に使いやすいです。本当にいPadなどのiOSを扱っている感覚でOSの操作ができるので捗ります。
動作も軽く、出先でメールやRSSチェック、Webブラウジング、資料の閲覧、簡易的な作業などの業務を行う程度なので十分。SnowLeopardの時とあまり変わらないのは助かりました。ちなみに「この Mac について」を開くとモデル名やハードウェアの情報など分かりやすく表示されるようになりました。
今まで変わらなかった部分が若干変化しているだけでも新しくなったんだなぁと実感できますね。
因みに気がついた点を上げてみます。
- ボタンやチェックボックス、ラジオボタンなど従来は丸ボタンだったのが角丸四角ボタンに…微妙
- GUIのフォントがヒラギノ角ゴから変わってちょいと違和感…メイリオっぽい印象
- スクロールバーもシンプルにiPhoneっぽく…最初は微妙と思ったけれど慣れるとシンプルで見やすくていい
- トラックパッドのよるマルチタッチジェスチャーが最大の利点 LionはノートPCに最適か?
- フルスクリーン、Launchpadなど全画面に展開する表示が特徴…画面がでかいデスクトップだと煩わしい?
- 従来はウィンドウを右下でしか拡大縮小できなかったが、Winのようにどこからでもドラッグでウィンドウサイズが変えられるように改良…今更かよ!
- ことえりは相変わらずアレなのでATOK 2011かGoogle日本語入力を入れるべし
- 細かい不具合やバグもちらほら…今後のアップデートに期待
使ってみて思ったのは、iOSを意識した操作性ト使いやすさ。MacBook Pro、AirなどのノートPCに最適なOSなんじゃないかと思います。Magic TrackpadがあればMac ProやiMacでも同じように快適なんでしょうが、デスクトップでわざわざそれをやるメリットは個人的には感じませんでした。
現段階で、他社のソフトウェア、ハードウェアのドライバのLion対応状況も含めはまだ業務で使える状況ではないです。とくにAdobe Creative Suite関連に若干不安があるのでメインマシンに入れるのであればそれらが解決してからでしょう。個人的に使っているフリーウェアはすべて問題なく動きました。今後の改良次第でもっともっとよくなると期待しましょう。
個人的には使いやすくなったいいOSだと思います。
- Category:コンピュータ
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