風と緑と散歩道

晴れた日は出かけよう 見知らぬ この道、あの森へ…

大盛り貝っつーか 東京ばな奈だ じょ。

今日から世間は冬休み。昨日仕事納めだった方も多いのでは…?

さて、自宅の近くから「大森駅行き」のバスが出ているけれど、その「大森」に意図的に行ったことはないのです。電車で通過したり、この近くをウォークで通りかかることはあったけれど、いざ「大森」を散策したことは皆無。そして大森のイメージもイマイチわかない。

大森とはどんなところなのだろう…?と気になったので休みを使っていって見ました。

自宅から環七通りをウォークしておよそ2時間半でその大森に到着。意外と近かったんですな…。場所は東京都 大田区。あの辺はテリトリー外なのであまりよく知らないです。

大森駅の東口はアトレがあったりバスロータリーがあったりと近代化しているのですが、反対側の西口は京浜東北線の路線と併走する形で池上通りが並び、そこには昔ながらの商店街アーケードとなっています。

情緒あふれるアーケードは正月飾りやしめ縄などが売られていてこの時期独特のせかせか感が伝わり、ここでようやく「今年ももうすぐ終わりなんだ…」と実感するのでした。

またこの界隈は「馬込文士村」と呼ばれており多くの文士、作家、芸術家が住んでいたゆかりのある場所でもあり、三島由紀夫、川端康成、北原白秋をはじめNHK 連続テレビ小説「花子とアン」の主人公、村岡花子もこの地で過ごしました。この馬込文士村散策のみちではその他大勢の文士人たちの足跡と、この地の歴史を学ぶことが出来ます。

ただこのあたりの地形はかなり高低差が激しく、坂道・階段・丘が多いのでウォークも少し疲れます。

さて、大森と行ったら大森貝塚でしょう。大森貝塚の跡地は大森貝塚遺跡庭園で見学することが出来ます。こちらは大森駅より池上通りを北上して徒歩10分程度です。

大森貝塚はアメリカのモースによって発見された史跡で、日本考古学発祥の地とされています。土器、 土偶、骨、石斧といった縄文時代に作られ生活で使われていた様々なモノが出土しています。

園内にはそのモースの石像と案内があります。日本の考古学の端緒となったこの地と文化の覚え方は 大盛り貝っつーか 東京 ばな奈だ じょ(大森貝塚 東京で最初 縄文文化)と覚えましょう。モースの紹介の他、縄文文化・生活・発掘された土器と大森貝塚の資料パネルも展示されています。

で、公園散策していたらなんか突然地面からスモークが出てきたんですけど…!?教授!これはいったい!?しかも霧だから冷たい。冬でもこの日中は少しポカポカするとはいえ、霧はやはり冷たく寒い…カゼひくなよー子供たちー。

園内の奥には実際の貝塚の跡地を見ることが出来ます。すぐ後ろは東海道線の線路になっており、線路側からも大森貝塚の石碑が確認できると思います。おそらく当時モースは横浜から東京に向かう汽車の車窓からここを発見したことに由来しているのでしょう。

さらに、貝の形をしたシェルターもありそこは何かというと…。

貝塚の地層断面を見学することが出来ます。ゴミや落ち葉が多数落ちていたのですが、もっと頻繁に掃除した方が良いと思うなあ。

また園内の入り口など至る所に土器を模したモニュメントも展示されています。中は落ち葉だらけでした。あくまでも貝塚跡地かつ庭園なので遊具などがあるような公園ではないのですが、まるでダンジョンのような園の作りは子供にとっては良い遊び場でもあるようです。

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